縞や格子の静岡日記

先日の日本平ハイキングの途中のこと。
草薙神社の脇の歩道を歩いていると、ふいに道端に落ちていた小枝が動き出したのです！

びっくりした～。
でも良く見るとそれは小枝ではなく、小枝によく似た虫でした。



これ、後で調べたら、ナナフシモドキとかいう虫らしいですね。
それにしても、小枝にそっくりです。じっとしていれば見分けがつきません。
こういう、擬態（っていうんでしたっけ？）動物を見かけると、いつも感心してしまいます。
どうやって、どれくらいの時間をかけて、こんなふうに自分の体を変化させて来たんだろうって。

まわりの植物によく似ていれば、どうやら鳥やなんかに捕まらないみたいだぞ、ということはわかっても、自分の体をそう変化させるぞって思って変化できるもんでもないですよね。
例えば、キリンのように、高い場所の葉を食べたくて首を伸ばしているうちに首が伸びちゃった、なんて説明はなんとなく納得できなくもないんだけど、体全体が全く別のものに似ちゃうなんて、どうもよくわからない。

ナナフシくんの遠いご先祖は、自分たちが小枝に見えるように変わりたいと思っていたわけではないでしょう。小枝に似た種類が生き残る可能性が高かったので、長い長い時間のうちに、自然と小枝そっくりに進化しちゃったとか？
それにしても、そっくりすぎるよなあ。
すごいなあ。

いっそ、神様が戯れか憐れみかで、こういう真似っこ動物をお造りになった、と考える方が納得できるんだけどなあ。
神様といっても宗教的なものではなく、私がイメージするのは、何かこう私たちを包括する大きな生命体というか、意思というか、ルールというか、そういうものなんですけどね。

私たちはやっぱり、しょせんその神様の手のひらの上で生かされているのではないか、と、ナナフシを見て思ったのでした。




  

先週末、家から歩いて日本平山頂まで行ってみました。
日本平には整備されたハイキングコースがいくつかあるようですが、草薙神社からゴルフ場の横を通って上るコースで行きました。

途中、草薙団地のあたりは歩道の無い、車がびゅんびゅん通るあまり歩くのに楽しくない道だったりしましたが、分かれ道で車の少ない道に入ると途端に、茶畑の広がる静かでのどかな風景に。



そこからもう４、５０分で、日本平ホテルに到着！
結構お手軽なハイキングコースですね。
‥とか言ってますが、山道はさすがにきつく、汗だく、ヘロヘロでした。
体力無いなあ。

日本平ホテルでは、お茶したり（レモネード激うま！）、「華麗なる一族」のロケ地になったという庭園を散策したりして、のんびり過ごしました。



手入れの行き届いた美しい芝生の向こうには、雄大な富士山が‥見えればもっと良かったんですけどね。残念ながら、この日は見えませんでた。

そういえば、私が静岡に来て以来、まだ一度も富士山を見てないなあ。
梅雨も明けたし、そろそろお姿を拝みたいものです。  

昨夜、ドーンという花火を打ち上げる音に、そういえば今日は日本平で花火が打ちあがるって言ってたなあと思い出しました。
たぶんこのあたりからも見えるんじゃないかと、家を出て県立大学のあたりをうろうろ。
初めてなので、どのあたりから良く見えるものなのかわからず、とりあえず県立大の中に入ってみました。
うわー、キレイな学校！！
私の母校とはえらい違いやわ～。
そういえば、映画の撮影にヘリで大学近辺を空撮するからよろしくね～って回覧板回ってたなあ。
それだけ絵になる建物ってことよね。

しかし、大学の構内を抜けて駐車場の方まで上ってみても、木立がじゃまして花火は全く見えません。
音だけが派手に鳴り響いています。

結局、あきらめてまた坂を下り、大学の広い芝生の広場の端から見ることにしました。そこには見物人もそこそこ集まっていました。
低い花火は見えませんでしたが、高くあがる花火は結構大きく、きれいに見えました。

それにしても、ひとりで見る花火は、少々寂しいものがありますね～。
だってまわりはカップルやファミリーだらけ。
べつにいいけど。  

大阪から静岡に来て、最初に文化の違いを感じたのは、エスカレーターの立ち位置でしょうか。

よく比較されることですが、エスカレーターで立つ人、歩く人の位置が、関西と関東では逆なんですよね～。
関西では、右側に立つのが暗黙のルールでしたので、もう無意識に右に立ってしまうのですが、静岡はみなさん左に立つようですね。
エスカレーターに乗るときは、いまだに意識しないと間違えてしまいます。
習慣とは怖いものです。

あと、やっぱり、歩く速さが違いますね～。
「静岡の人間は歩くのが遅い！後ろから蹴ってやろうかと思ってしまう。」
などと自分も静岡人のくせに物騒なことを言う夫の言葉に、それほどでもないんじゃない？と思っていましたが、確かに、私もときどき、前を歩く人があんまりゆっくりなんでイラっときてしまってます。
私も決して、歩くのが速い方ではないのですが‥。

でもたぶん、これくらいでいいんですよね。
以前、腰を痛めてゆっくりにしか歩けなかったことがあったのですが、後ろから急ぎ足にくる人や自転車が、とても恐ろしかったです。
優しいペースで、いきましょう。



  

先週末、清水のエスパルスドリームプラザに初めて行きました。
寿司ミュージアムでお寿司食べたかったんだけど、どこもなんだかちょっとお高め‥。
ケチケチ夫婦の私たちの財布の紐は緩まず。

これって、テイクアウトのお寿司で十分じゃない？という話になって、お弁当買って食べました。
テーブルと椅子の用意された、海の見えるコーナーがあって、そこでいただきました。



トロのスジがちょっと硬かった‥。  

先日、入会したスポーツクラブで、ぷるぷるマシーン（正式名称は知らん）の無料体験券を貰ったので、早速やってみました。

想像以上に、ぷるぷるです！！
結構きついです！
１０分間が、長かった～。

あまりの振動に、腰あたりの感覚がなくなってきて、なんだかトイレに行きたいような、でもこれじゃあ無意識に漏らしちゃっても感覚ないからわからんな～、と不安になるほどでした。

まあ、でもやってるうちにだんだん慣れてきて、体勢とか、体重のかけ方で振動を調整できることがわかってくるので、なんとか乗りきりましたが‥。

これも、続けないと、意味ないんだろうな～。  

この連休中に運転免許証の住所変更をしようと警察署に行きましたが、休日は受け付けていないとのことで、手続きできませんでした。
ムダ足でしたが、私にとってはちょっとした収穫が‥。

対応してくれたおまわりさんが親切に必要書類なんかを説明してくれたのですが、そのとき、ナマ「だもんで」を聞くことができたのです！
「だもんで、これ用意してね。」

あとで、「生だもんで聞いちゃった～」とはしゃいでいたら、夫に「発音も使い方も違う！」と言われましたが‥。

もうひとつ。
夫とスポーツクラブに入会しに行ったときのこと。
写真が必要、とのことで、スポーツクラブのスタッフがポラロイド写真を撮ってくれたのですが、その時聞いた「ハイ、チーズ」にびっくり！！

私は常々、夫（静岡出身）がカメラを構えるときに使う掛け声「ハイ、チーズ」のイントネーションが何か違う、どこかおかしい、と思っていました。
上手く説明できないのですが、「チーズ」の部分が抑揚なくうわずる感じ、それはそう、クレイジーケンバンドの「い～ね！」みたいな。
でもそれは、だた彼のくせ、というか、彼独特のものなのだろう、と思っていたのです。

ところがところが、静岡のスポーツクラブのスタッフの「ハイ、チーズ」が、夫の「ハイ、チーズ」と全く同じイントネーションだったのです！
方言だったのですね～。

だんな様、変だとかおかしいとか言って、どうもすみませんでした。  

電車の車内アナウンスで、初めて気が付きました。
草薙って、「くさなぎ」って発音するんですね。
私は今まで、スマップの草彅くんを呼ぶときのように、「くさなぎ」って発音してました。

テレビのローカルニュースを見て、初めて気が付きました。
掛川って、「かけがわ」って発音するんですね。
これもやっぱり、私は「かけがわ」って発音していました。

なるほど、どうやら静岡では４字の地名は、２番目の音が上がり、あとすぐ下げるパターンがあるようですね。
浜松、袋井、菊川、藤枝、韮山、このあたりもすべてこのパターンでしょうか。
（あってますか？誰か教えて～！）
静岡出身の夫は「そういえばそうかなあ」なんて言ってましたが‥。

ちゃんと発音できるように練習せねば。



  

大阪の部屋を出る日の朝、近所の神社に行って神様にご挨拶しました。
十年以上この地で無事に過ごせましたこと、感謝いたします。と心の中でつぶやくと、ちょっとしんみり、泣けてきました。

でもその後の引越しはバタバタ、しんみりする余裕もなく、最後に管理人に鍵を渡して部屋を出る頃は疲労困憊、振り返る余裕もありませんでした‥。

新居は、草薙駅の近くです。
さっそく、草薙神社にご挨拶、ご挨拶。



どうか、この地で平穏無事な日々を送ることができますように。  

とうとう、静岡に引っ越してまいりました！
やっとネットも繋がったので、日記再開できそうです。

引越しって、ホント大変ですね～。体力的にも、精神的にも。
おかげでちょびっと痩せましたが‥。

いちばん大変だったのが、新居を仲介してもらった静岡の不動産屋とのやりとり。
「静岡の人間は、仕事する気があるんか～～～～！！！（怒）」
と爆発しかけたこと数回。

ほんま、のんびりしてはりますね‥。

とはいいつつも、これから私も静岡の人です。
あらためまして、よろしくお願いします。