2008年09月12日
反省
私は、とある団体を通じて、とある国のとある地域の発展を支援する活動に賛同し、援助してきました。
その活動では、地域の子供と手紙のやりとりが出来て、こころの通った支援が出来るのです。
私も、とある国の11歳の男の子の、遠い外国にいる「親」として、文通を始めました。
先日、その団体からお手紙が届き、私の「息子」が規定の年齢18歳になったので、私たちの「親子関係」が終わったことを告げられました。
写真でしか知らないけれど、あの小さかった男の子がもう18歳‥。
子供の成長はうれしいけれど、同時に、私は今大いに反省しています。
その子には、最初こそまめに手紙を書いていたけれど、だんだん書かなくなり、最近はぱったり‥。
その子も、はじめのうちは自分のこと、家族のこと、いろいろ手紙に書いてくれてたのに、反応のない私に呆れてか、ここ何年かはちょこちょこっとした絵を送ってくるだけ。そりゃそうだよね‥。
こんなのかえって、かわいそうなことしたんじゃないかな。
なんでこの人は返事をくれないんだろう、とか悩ましたんじゃないかな。
ごめんよ、ごめんよぉ‥。
薄情な親でごめんね‥。
それでも、私が支援したわずかばかりのお金でも、確実にその国のその地域の役には立ってるはずだし、それで彼も学校に行けたはずだし、無意味だったとは思わないけれど‥。
その団体からは、新しい子どもを紹介してくれるらしいのですが、同じことを繰り返しそうで、今迷っています。
支援の方法もいろいろあるし、自分にあったものをもういちど考えてみようかな‥。
その活動では、地域の子供と手紙のやりとりが出来て、こころの通った支援が出来るのです。
私も、とある国の11歳の男の子の、遠い外国にいる「親」として、文通を始めました。
先日、その団体からお手紙が届き、私の「息子」が規定の年齢18歳になったので、私たちの「親子関係」が終わったことを告げられました。
写真でしか知らないけれど、あの小さかった男の子がもう18歳‥。
子供の成長はうれしいけれど、同時に、私は今大いに反省しています。
その子には、最初こそまめに手紙を書いていたけれど、だんだん書かなくなり、最近はぱったり‥。
その子も、はじめのうちは自分のこと、家族のこと、いろいろ手紙に書いてくれてたのに、反応のない私に呆れてか、ここ何年かはちょこちょこっとした絵を送ってくるだけ。そりゃそうだよね‥。
こんなのかえって、かわいそうなことしたんじゃないかな。
なんでこの人は返事をくれないんだろう、とか悩ましたんじゃないかな。
ごめんよ、ごめんよぉ‥。
薄情な親でごめんね‥。
それでも、私が支援したわずかばかりのお金でも、確実にその国のその地域の役には立ってるはずだし、それで彼も学校に行けたはずだし、無意味だったとは思わないけれど‥。
その団体からは、新しい子どもを紹介してくれるらしいのですが、同じことを繰り返しそうで、今迷っています。
支援の方法もいろいろあるし、自分にあったものをもういちど考えてみようかな‥。
Posted by 縞格子 at 12:41│Comments(9)
│静岡のいろいろ
この記事へのコメント
なるほど。わたしもベトナムに里子がいるんですけれど、その子たちは日本語も英語も読めないので、ちゃんとした手紙を書いたことはありません。クリスマスカードを送るときに英語で簡単なメッセージを書くぐらいです。その子たちは折々にベトナム語の手紙をくれます。返事を出したことはありません(笑)。わたしも反省したほうがいいかな。
Posted by たんご屋 at 2008年09月12日 13:07
たんご屋さん、コメントありがとうございます!
たんご屋さんのやってらっしゃるのも私のと似たようなシステムなんでしょうか。(同じかも?)
私の場合、グリーティングカードさえ出してない始末です。
ボランティアが現地語に翻訳してくれるので手紙は日本語でもいいらしいのですが、日本語→英語→現地語の手間が必要で時間がかかるので、一手間省くため英語で手紙を書こうとして、いつも延ばし延ばしになるという‥。
年に1度でも、一言でも、「あなたのこと気にかけてるよ!」というメッセージは伝えるべきだったと反省しています。
たんご屋さんのやってらっしゃるのも私のと似たようなシステムなんでしょうか。(同じかも?)
私の場合、グリーティングカードさえ出してない始末です。
ボランティアが現地語に翻訳してくれるので手紙は日本語でもいいらしいのですが、日本語→英語→現地語の手間が必要で時間がかかるので、一手間省くため英語で手紙を書こうとして、いつも延ばし延ばしになるという‥。
年に1度でも、一言でも、「あなたのこと気にかけてるよ!」というメッセージは伝えるべきだったと反省しています。
Posted by 縞格子 at 2008年09月12日 17:11
こういうシステムがあるんですね。
私は毎年ユニセフへ寄付してるんですが、何に使われているのか具体的には分かりません。一応、国連機関なので不安はないですが、こういう顔が見えるシステムの方が、寄付する側としては安心できるんじゃないでしょうか。寄付だけ募って、自分のフトコロに入れてしまうような怪しい団体もあるように聞いていますし・・・
私は毎年ユニセフへ寄付してるんですが、何に使われているのか具体的には分かりません。一応、国連機関なので不安はないですが、こういう顔が見えるシステムの方が、寄付する側としては安心できるんじゃないでしょうか。寄付だけ募って、自分のフトコロに入れてしまうような怪しい団体もあるように聞いていますし・・・
Posted by 彩季堂 at 2008年09月12日 17:41
彩季堂さん、コメントありがとうございます!
怪しい団体‥悲しいかな、少なからずあるようですね。(だまされたことアリ!)それ以来、私も疑り深くなって、街頭募金などは行き先がはっきりしないので、まずやらないです。
ユニセフなら、間違いはなさそうですね。
顔が見えるシステム‥そうですね、よく考えられたシステムだと思います。
個人的に援助を求められないように、支援者の個人情報は守られてますし。
怪しい団体‥悲しいかな、少なからずあるようですね。(だまされたことアリ!)それ以来、私も疑り深くなって、街頭募金などは行き先がはっきりしないので、まずやらないです。
ユニセフなら、間違いはなさそうですね。
顔が見えるシステム‥そうですね、よく考えられたシステムだと思います。
個人的に援助を求められないように、支援者の個人情報は守られてますし。
Posted by 縞格子 at 2008年09月12日 20:31
うーん。あまり水を差すようなことを申し上げたくはないのですが…
ユニセフの件で、ちょっとご注意を喚起したいと思います。
ユニセフというのが「日本ユニセフ協会」(アグネスチャンが大使)のことですと、少し検討する余地があるのかもしれません。
UNICEF親善大使を務めている黒柳徹子さんのほうの口座ですと全額が寄付金になりますが、日本ユニセフ協会の場合はそうではありません。
この件の詳細はちょっとややこしくてここでは説明しきれませんので、興味がおありなら wikipedia などをごらんください。
ユニセフの件で、ちょっとご注意を喚起したいと思います。
ユニセフというのが「日本ユニセフ協会」(アグネスチャンが大使)のことですと、少し検討する余地があるのかもしれません。
UNICEF親善大使を務めている黒柳徹子さんのほうの口座ですと全額が寄付金になりますが、日本ユニセフ協会の場合はそうではありません。
この件の詳細はちょっとややこしくてここでは説明しきれませんので、興味がおありなら wikipedia などをごらんください。
Posted by たんご屋 at 2008年09月12日 21:48
たんご屋さん、
日本のユニセフがひとつではなかったとは、びっくりしました!全然知りませんでした!
私も一度数年前、大地震のあった国のためにとユニセフに寄付したことがあったのですが、以降さいさい豪華なDMが送られてきていました。あれはたぶん、「日本ユニセフ協会」だったのですね‥。
まだ少々混乱していますが、うーん、そうなのか‥。
日本のユニセフがひとつではなかったとは、びっくりしました!全然知りませんでした!
私も一度数年前、大地震のあった国のためにとユニセフに寄付したことがあったのですが、以降さいさい豪華なDMが送られてきていました。あれはたぶん、「日本ユニセフ協会」だったのですね‥。
まだ少々混乱していますが、うーん、そうなのか‥。
Posted by 縞格子
at 2008年09月13日 22:18
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ユニセフにいろいろな問題が有ることは承知の上です
ダイレクトメールも、処理に困る・・・
でも、個人レベル、たとえば黒柳さん一人で出来ることや寿命には限界があります。事業の効率と永続性を考えると日本ユニセフ協会の方が寄付母体としてはよさそうだ、というのがわたしの考えです
「協会」への批判、特に資金の用途については、もっともな点もありますが、慈善事業にもコストは必要です。それが権益にならないようにしていくのがベストではないでしょうか。
ダイレクトメールも、処理に困る・・・
でも、個人レベル、たとえば黒柳さん一人で出来ることや寿命には限界があります。事業の効率と永続性を考えると日本ユニセフ協会の方が寄付母体としてはよさそうだ、というのがわたしの考えです
「協会」への批判、特に資金の用途については、もっともな点もありますが、慈善事業にもコストは必要です。それが権益にならないようにしていくのがベストではないでしょうか。
Posted by 彩季堂 at 2008年09月14日 05:11
少し補足されていただきます。
黒柳さんは個人の趣味で「口利き」をなさっているのではなく、正式な国連親善大使として UNICEF に募金を取り次いでおられます。もし黒柳さんが役目を果たせなくなれば別の日本人が任命されるでしょう。ですから、永続性については国連機関のUNICEF の永続性とほぼ同じです。
一方、日本ユニセフ協会は、いわば「口利き」を事業にしてしている日本の民間団体です(この団体自体が福祉事業をしているわけではありません)。都心に大きなビルを建てたり、名簿屋から名簿を買って「どれだけコストを掛けているんだよ」と思われるような無駄なダイレクトメールを大量に送ったりしています。社会保険庁と同じで他人の金というのは遠慮なく使えるものなのでしょうね。UNICEF が正式に任命した親善大使が世界中にいるのに、独自の大使(アグネス・チャン)を仕立てているところも意味不明です。
永続性という意味では協会のほうがあやしいし、募金を取り次ぐだけの法人が健全に運営されているわけがないとわたしは思っています。
黒柳さんは個人の趣味で「口利き」をなさっているのではなく、正式な国連親善大使として UNICEF に募金を取り次いでおられます。もし黒柳さんが役目を果たせなくなれば別の日本人が任命されるでしょう。ですから、永続性については国連機関のUNICEF の永続性とほぼ同じです。
一方、日本ユニセフ協会は、いわば「口利き」を事業にしてしている日本の民間団体です(この団体自体が福祉事業をしているわけではありません)。都心に大きなビルを建てたり、名簿屋から名簿を買って「どれだけコストを掛けているんだよ」と思われるような無駄なダイレクトメールを大量に送ったりしています。社会保険庁と同じで他人の金というのは遠慮なく使えるものなのでしょうね。UNICEF が正式に任命した親善大使が世界中にいるのに、独自の大使(アグネス・チャン)を仕立てているところも意味不明です。
永続性という意味では協会のほうがあやしいし、募金を取り次ぐだけの法人が健全に運営されているわけがないとわたしは思っています。
Posted by たんご屋 at 2008年09月15日 05:05
彩季堂さん、たんご屋さん、
むむー、なるほど~、いろんな側面、いろんな見方があるのですね‥。
私がショックだったのは、自分がいわゆる「ユニセフ」のことをはっきり理解していなかったことです。黒柳さんもアグネスさんもユニセフの大使として何か活動しているらしい、どうせ寄付するなら名前の通った「ユニセフ」にしとくか、新聞に広告も出てるし‥ この程度の認識でした。
おそらく、私のような人は決して少なくはないでしょう。
たんご屋さんが心配してくださっているのは、私のように、例えば黒柳さんの口座であれば全額が寄付金になるのだという選択肢があることさえ知らず(知らされず?)にいることなのではないかと思います。
なぜ私たちはこういうことを知らないでいるのか‥。
日本ユニセフ協会はユニセフの名前を最大限活用したいから自らユニセフ直属であるかのようなイメージを壊すような情報はあきらかにしたくはない、黒柳さん側も、最終的な目的は純粋に善意を届けることなので、しくみは違えど同じ活動をしている組織を声高には批判しない、マスコミもこういう善意がからむ問題は扱いにくい、そういうことなのかな‥。
彩季堂さんのようにちゃんとご承知の上で、自分の判断基準がはっきりしているならば、ご自身の選択、それがベストなのだと思います。
私も、慈善事業なんだから手弁当でやれ、とは思いません。私が私のお金を届けたい先に直接届けることが出来ない以上、取り次いでくれる人の活動、広報、生活の為のお金を差し引かれることは、かまわないと思います。
ただ、そのコストの内容が納得できなければ‥。
今現在の私個人の意見としては、日本ユニセフ協会のことを知ってしまった以上、今後は気持ちよく寄付できないと思います。(過去の後悔はありません。)
でも、自分が出来ること、最善と思う事を、考えてやっていこうと思います。
むむー、なるほど~、いろんな側面、いろんな見方があるのですね‥。
私がショックだったのは、自分がいわゆる「ユニセフ」のことをはっきり理解していなかったことです。黒柳さんもアグネスさんもユニセフの大使として何か活動しているらしい、どうせ寄付するなら名前の通った「ユニセフ」にしとくか、新聞に広告も出てるし‥ この程度の認識でした。
おそらく、私のような人は決して少なくはないでしょう。
たんご屋さんが心配してくださっているのは、私のように、例えば黒柳さんの口座であれば全額が寄付金になるのだという選択肢があることさえ知らず(知らされず?)にいることなのではないかと思います。
なぜ私たちはこういうことを知らないでいるのか‥。
日本ユニセフ協会はユニセフの名前を最大限活用したいから自らユニセフ直属であるかのようなイメージを壊すような情報はあきらかにしたくはない、黒柳さん側も、最終的な目的は純粋に善意を届けることなので、しくみは違えど同じ活動をしている組織を声高には批判しない、マスコミもこういう善意がからむ問題は扱いにくい、そういうことなのかな‥。
彩季堂さんのようにちゃんとご承知の上で、自分の判断基準がはっきりしているならば、ご自身の選択、それがベストなのだと思います。
私も、慈善事業なんだから手弁当でやれ、とは思いません。私が私のお金を届けたい先に直接届けることが出来ない以上、取り次いでくれる人の活動、広報、生活の為のお金を差し引かれることは、かまわないと思います。
ただ、そのコストの内容が納得できなければ‥。
今現在の私個人の意見としては、日本ユニセフ協会のことを知ってしまった以上、今後は気持ちよく寄付できないと思います。(過去の後悔はありません。)
でも、自分が出来ること、最善と思う事を、考えてやっていこうと思います。
Posted by 縞格子 at 2008年09月15日 08:17